放送大学エキスパート資格(認証状)の宇宙・地球科学(宇宙・地球科学プラン)の特徴と科目別難易度ランキング分析をご紹介します。
(認証の教育目標と社会的意義)
自然科学では、現象を個々の要素に分解して、素過程を支配する一般法則を理解することが重要である。しかし一方で、実際の自然現象は、様々な要素が組み合わされてシステムを構成しているので、システムの振る舞いを理解することも重要であり、宇宙 ・ 地球はその典型例である。本プランは、自然のシステムを理解し、さらには社会・人文的システムについて理解を深めることを目的とする。
(認証取得後の目的・目指せる道・資格等)
1.全科履修生については、卒業研究を履修し、認証取得で得た知識を基にして論文作成を目指す。
2.大学院 (自然環境科学プログラムなど) に進学して研究の実践によ る視野の拡大を目指し、将来、博士課程への進学、大学教員、研究者への道を目指す。
3.認証取得で得たシステム的自然観を基に、他大学での理科教員資格取得や、行政における災害・環境・エネルギーやジオパーク関連部門、気象予報士、科学博物館や公開天文台の科学コミュニケーターを目指す。
・理科教員資格とは、中学・高校で物理・化学・生物・地学のすべてを教えることができる理科教員免許です。工学部や理学部といった教育課程のある大学で取得することができます。
・気象予報士とは、各種の気象データを基に、天候を予測する国家資格です。気象庁から提供される各地の観測データや気象レーダー、アメダスなどの情報を分析し、天気、気温、湿度、降水確率などを予想します。気象業務支援センターが実施する気象予報士試験に合格する必要があり、合格率5%程度の難関資格です。
自然界の原理・原則・法則を深く理解して宇宙や地球を解き明かしたい夢・ロマンのある方におすすめです。理科教員資格や気象予報士の国家資格へのステップアップも魅力的ですね。
授業科目群54単位の中から、選択必修8単位以上を含めて、20単位以上を修得すること。理系科目中心です。
認証状取得に相性の良いコースは、自然と環境コースであり、生活と福祉コース、心理と教育コース、社会と産業コース、人間と文化コース、情報コースとも関連性があります。