放送大学生になると、どのようなメリットとデメリットがあるのか
まとめてみたいと思います。感じ方は人それぞれだとは思いますが
私としては多大なるメリットを感じています。
何といっても社会人でありながらの学割の魅力は計り知れません。
この年になって学生証を出して学割を使うのというのは、
なかなか恥ずかしいのが玉にきず。
最初はあれですが、何度か使うと不思議と慣れます。
やましいことはないので開き直って堂々と使えばいいのです。(笑)
学割は使い倒しましょう。
一般の大学と違って、受講する課目分だけ費用がかかります。
なんと1単位あたり5,500円というコスパ抜群な学費です。
※2024年度よりインフレにより授業料値上げとなります。
1単位5,500円→6,000円です。ご注意下さい。
よって、本業が忙しい時は少な目に、もしくはゼロでもよしです。
頑張りたいときは、頑張りたい分だけ受講すればよいのです。
そんな自由さと柔軟さが嬉しいですね。
4年間使える休学を活用すれば、その間かかる学費も無料です。
学生の種類も在学期間に合わせて4年から10年の全科履修生、
1年の選科履修生、半年の科目履修生と選んで入学できます。
総額費用でいうと、大学卒業(学士)で約70万円、大学院卒業
(修士)で約50万円かかると公式サイトにあります。
必要科目を選んで単位を取り資格取得でキャリアアップも可能です。
放送授業は、放送時間に合わせてテレビで見てもよいですが、
録画された番組をネットでまとめて見ることもできます。
ラジオの授業もオンライン授業もあります。
つまり、いつでもどこでも自分の都合(ペース)に合わせて
学習ができます。通信制大学の醍醐味ですね。
会社員や主婦と言った忙しい社会人の方にとっては時間の
融通が利くことは非常に助かりますね。
何といっても学習を続けるモチベーションを維持するのが大変です。
一緒に頑張る仲間がいればよいのですが、放送授業は孤独との戦い
とも言えます。テレビで放送授業を見ているとかなりの確率で寝るか
無意識に隣のチャンネルに変えてしまいます。ラジオ番組も途中から
念仏のように聞こえてきて熟睡できます。
一方で面接授業(生の講義形式)は、キャンパスに出向いて一緒に
受ける受講生もいて、一種の緊張感もあり楽しめるのでおすすめです。
キャンパス内には図書館や学習室もあるので気分転換になります。
モバイルネット環境をそろえて、カフェ等で放送授業やラジオ授業を
視聴するのもいつもと違った環境で勉強できて集中できますね。
もし卒業を目的とする場合は124単位必要となりますので、この
モチベーションを維持しながら学習を継続するのが難しいと言えます。
入学はやすく、卒業はかたし。
面接授業には定員があり、心理学実験などの人気授業は
抽選となります。当たるも八卦当たらぬも八卦。
何度もチャレンジして希望の面接授業をゲットしましょう。
せっかく当選した授業が急用でいけなくなることも。
そうなると支払い済みの授業料は戻ってきません。
放送大学があまり知られていなかったり、知っていてもあのTVで
やってるやつ?っていう感じの評判です。
放送大学生の口コミで広がっているレベルかもしれませんね。
ほんとの大学ってことすら信じてもらえないことも。(笑)
恥ずかしがらずに胸を張って私は放送大学生です!と言えるくらい
評価が高くなる日がいつか来ることを夢見て…。
以上のように通信制大学のデメリット分を差し引いても大きなメリットが
あると言えるのではないでしょうか。
最後にシャネルの創業者ココ・シャネルの心に残った言葉をご紹介します。
「私のような大学も出ていない年をとった無知な女でも、まだ道端に
咲いている花の名前を一日に一つぐらいは覚えることができる。
一つ名前を知れば、世界の謎が一つ解けたことになる。その分だけ
人生と世界は単純になっていく。だからこそ、人生は楽しく、
生きることは素晴らしい」
※「本物の教養」 出口治明 著より
人生で放送大学で学んで教養を身につけることは素晴らしいことだと思いませんか?